ザッハトルテの歴史

ザッハトルテの歴史は、1832年までさかのぼります。


フランツ・ザッハーと言う料理人が、当時使えていた貴族から新しいデザートを要求されて作り出されたのが始まりです。
小麦粉・卵・砂糖・バター・チョコレート等を材料とし、まずはチョコレート味のバターケーキを作り、アンズのジャムを塗ります。次に、表面全体を溶かしチョコレート入りの糖衣でコーティングして完成です。生クリームが添えられている事がありますが、これは箸休めのためです。

ザッハトルテのレシピは門外不出だったのですが、3代目のザッハーが財政難に陥り、ザッハトルテの販売権を譲渡したのをきっかけに広く世に知られるようになりました。やがて「チョコレートケーキの王様」と称されるまでになります。

ザッハトルテの醍醐味はやはりあの濃厚なチョコレートの味わい。心ゆくまでチョコレートの甘さとほろ苦さに酔いしれたい人にはたまらないデザートです。